オークションジュエリーのお値ごろ感 |
家人は結構オークションを楽しみながら覗いて、時々チョコチョコと色々と落札していますので、宝飾品が出ているとチェックをいれて、私もその宝飾品がどの程度の価格か、査定をして楽しんでいます。
|
まずだれにでも解りやすいのが地金物ですね、ネックレスなどでこれはもう重さが全てで非常に分かりやすいですね。次がダイヤモンドですがただし、データが信頼性の高い鑑別書のものであることが、絶対条件になります。難しいのが色石ですね、それこそ色とテリが命ですので、現実にはあまりオークションで手を出すべきではないでしょう。そして一番難しいのが真珠ですね、それこそ実物を見なければ色石以上に判別が難しいです。しかし今回はある意味でお遊びですので、あまりシビアーにならずに色々なファクターから、オークションジュエリーの査定遊びとでも言ったら良いのでしょうか、そんな軽い気持ちで見ていきましょう。 |
サンプルとして最近落札された12ミリの南洋玉ブラックパールを査定してみましょう。上代がどの位なのかなど、プロの分析をお教えいたしましょう。 |
まずお断りしておきますが、デジタル画像で見た限りですのでそこのところもあらかじめ、価格に反映させて書いていきますので皆様もその様に考えてご覧下さい。 |
まずは新品12ミリブラック南洋真珠でプラチナ900リング枠付きで、小売価格は19万円〜24万円と査定しました。実物がデジタル画像よりもテリ色が良い場合と、まあそれなりの品質との差額を5万円としました。オークションですから人気の有る品とそうでもない品とでは、おのずと価格も違ってきますので、そこで査定価格がモノを言うわけです。あまり熱くなって価格がどんどん上がった所で落札しても面白くありませんから、冷静にオークションを見守る材料として考えてください。私はこの価格ならば欲しい人はお買い得という価格を45000円〜50000円以内と計算しました、言ってみれば絶対お得価格です。その根拠はプラチナ900のリング枠に有ります。パールが大きいのでだいたい4〜5グラムは使われているでしょうから、これがリフォームの仕事だと考えたとして、六万円前後の価格になりますから、これの七から八割でパールの価格は考えずに出した究極のお得価格でしょう。
後は何人がこのオークションに参加してくるかによって、価格が上がっていきます。そこでこれ以上になったら冷静に手を引きましょうと言う価格が、有った方が解りやすいでしょうからこの価格を57000円としました。その心はと言うと今度は小売価格から考えての19万円の三割の価格です。さてオークションはどうなったのでしょうか、私は割りにキレイなパールなので結構な価格になるかなーと、見守っているとそれほど熱くなってはいない様子です。ブラックパールと言う事で希望者が少なかったのか、結局あまり盛り上がらずに落札されました、価格は何と45000円で私の査定価格の安い方がピッタリでした。落とした人は大変お得な買い物でしたね。 |
というわけで今回はパールで遊びましたが、もしもまじめにオークションで落札したいものが有るという方は、査定しますのでメールでご相談下さい。喜んで御協力させていただきます。 |
↑上に戻る |