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:ブランド考
 
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めも:
パッケージも大事に保管しておくのはブランド品のあかしですかいな(困)
 
 

ついでに、ここで「ブランド」と言う言葉の意味を、ちょっと考えてみましょう。 あなたは「ブランド」と聞くと、何を思い浮かべますか?

有名ブランドの宝飾品 、一言でいってかなり割高な製品であるという事です。

何と比べて割高なのかというと、仮に全く同じデザインの製品を製作してもあれ程価格は高くなりません。まあいくらで売ろうとこっちのかってと言われれば、それまでですけどね。
要するに製品コストの他にブランドコストが非常に大きいわけです。意地悪く言えば皆がブランドだから高くて当たり前と思っているところに、うまくつけ込んでいるとも言えるでしょう。
もっともブランド店はデザイン・製品企画・製品イメージを保つためのコストが違うし、製品の完成度や使用している宝石の質も最上級だと言うでしょう。よろしい、有る程度はみとめましょう。しかしそれを割り引いてもやはり高すぎます。
「バカね、高いからブランドものでしょ。」という貴女、はいその通り。そもそも宝飾品のブランド店というのはヨーロッパやアメリカで大金持ちあいてに、バカ高い一品物のオリジナル製品を販売していたので、普通の日本人なんて眼中になかったのです。中金持ちまでは別として。
ところが二十数年まえころからブランド店が続々と日本に上陸してきました。初めはデパートとの提携が多かったのですが、このところ銀座や青山といった所にぞくぞくと独立した店舗をかまえるようになりました。いったい何が起きたのでしょう?
そう彼らは気が付いてしまったのです二つのキーポイントに。
それは日本には大金持ちはS武のTさんぐらい(色々あったですね、最近)ですが、中金持ちや小金持ち、これが結構いるんですね、そしてこの人々の多くがメチャクチャ、ブランド物に弱いということに。
これは宝石のみならず洋服・バック・靴などなど数え上げたらきりがないくらいに。雪崩をうつように出店ラッシュです。本当の大金持ちに苦労して何百万円もの製品を売るより、デザインはそのブランドのイメージを強くうちだしたままで、いわゆる廉価版を大量に売りさばこうと言うわけです。単価が下がっても数がさばければ、結果として売上はあがります。
そのためにも「ブランド」のイメージは保ちかつよりたかめて、割高な商品も客がありがたがって買うようにし向けるわけです。製品のラインナップも本来のオリジナルデザインものの雰囲気をのこした安物を揃えなければなりません。
そこで例の地金のトリックを使ったり、使う石のサイズを小さくしたりメレダイヤのサイズや数を減らしたり、涙ぐましい企業努力で安物作りに邁進しているわけです。それでもうんと割高です。

特に婚約リングのダイヤはやめときましょう。その理由は「ダイヤモンド婚約指輪の七不思議」に書きました。もったいぶったコマーシャルでいかにも特別なダイヤの様な事をこざかしくも言ってますが、品質が同じならダイヤはみんな同じです。デザインだってほとんど皆同じですよ、冷静に見てみましょう。(ブランド物のパッケージと紙袋が欲しかったりして・・・)
せいぜいデザイン物のファッションリングで本当に安いのにしておきましょう。そしてエメラルド・ルビー・サファイヤなど色石がメインになっているような製品なら、尚のことブランド物は絶対にやめましょう。いかにもそれっぽいデザインやメレダイヤにすごくコストがかかっていますから、本来の石のコスト比率が少なくなっています。
それでも、ブランド名が欲しい時の買い方のこつはには、色のメインの石を最優先にして、周囲にメレダイヤなどがゴチャゴチャくっついたデザインはやめて、シンプルなものにしましょう。
そしてダイヤで飾りたてるデザインに変えたくなったら、いつでも私のところまでご相談ください。宝飾品のデザインなんて、今あなたが着ている洋服と同じですよ、毎日ズーッと同じ服を着てますか? 当然変えますよね、それと同じにたとえばエメラルドのリングだとして、若い時はシンプルなデザインのリングとして楽しみ、中年になったら石の周りにメレダイヤを使って地金にもボリュームを持たせた、いわばパーティー用にリフォームして使い、熟年になったらおちついたデザインのペンダントヘッドにする、と言うようにすれば長く満足して使いつづけられます。
だからこそせっかく高い買い物をするわけですから、少しでも良質で大きい石を選ぶべきなのです。
リングでもペンダントでも枠のデザインなんていつでも変えられます。
Works ラピスのペンダント
製作当時中学生だったruriチャンのオリジナルデザインです。 最初の彼女のデザインは本当のエンジェルの羽が、地球にはえていましたが、 即物的で使い物にならない。「もっとコンセプトをデフォルメしてシンプルな イメージを進化させたデザインにしろ」と言うと彼女曰く、「難しいことを言ってもわからない。」 そこで「オヤジに説明してもらえ」と私。実はruriチャンは関西に住む友人の愛娘。
で、泊めてもらった 時に、オッサンの酒の相手をしてくれた話のなかで、自分でデザインを考えたら作ってやると、 酔った勢い?で口走ってしまったのです。青少年との約束は守らねばなりません。

未来に羽ばたく 地球というコンセプトで美しいペンダントだと思いませんか。
これこそruriチャンのマイブランドジュエリーです。
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