:: m e m o ::
::完成イメージ |
オリジナルデザインの場合は、プロが描いたイメージ画をもとにデザインの打ち合わせをします。
出来上がりのイメージをオーナー・デザインナー・職人が共有するためです。完成イメージはとても大事!
イメージイラストご覧ください |
|
|
|
Yさんのリング
アジアの何かのデザインをご本人が気に入っていて、始めからこの「模様」で作りたいというはっきりとしたコンセプトのもとに、製作したものです。リングの曲線に合わせてパターンのサイズを決めるなどの苦労は有りましたが、k18と
pt900の組み合わせが、バランス良く仕上がったオリエンタル調の美しいリングです。 |
|
::: いわゆる世界にひとつだけのオリジナル、一点もの |
そうですね、
これははっきり言って価格が高いです 。当然ながら・・・
|
仮にリングをオリジナルデザインで製作するとして、同じデザインのキャストの枠があったとすると、倍以上になります。
私のところでデザインから製作まで依頼された場合ですが、ほかの店の価格を詳しく調べたわけではありませんが、オリジナルデザインでダイヤの立爪をリフォームされた私のお客様の話ですと、私の価格のさらに倍ほどの価格を、見積もり以前の段階で言われたそうで、その時はあまりの高さにびっくりしてあきらめたそうです。
そのあとその方の友人の方がたまたま私の以前からのお客様で、縁あって仕事をさせていただきました。メレではないダイヤを使ったデザインで私としてはかなりの見積金額だとおもっていたのですが、安いと言われて今度は私がびっくりして、前に書いた価格の事をお聞きしたわけですが、何店もお聞きになってもやはり高い見積もりを言われたそうです。
では何故そうなるのかと言うと、ほとんどの店にはリフォームや修理についてのちゃんとした知識と経験をもった店員は、殆どいません。従ってうんと高い見積もりを出しておかないと、ヤバイわけです。
それから自社で製作工房を持っている所もわずかですが有りますが、殆どは問屋などを通して職人さんの所へ修理やリフォームを依頼してきます。結果として間に入った問屋などの中間マージンがふくらみます。それがお店の客の価格に転化されます。そして価格も高くなってしまいます。
仮にキャスト枠が5万円のリングを私の所でオリジナルデザインで製作すると、10万〜15万円のあいだの金額になるとすると、20万〜30万円と言うことになります。
この様なメカニズムを知ったうえで、それでも世界に一個のオリジナルデザインを作りたいとお思いの方は、ぜひ当方にご連絡ください。十分な打ち合わせでデザインを決めて納得のゆく製品を製作いたします。
ただし職人の技術や使用するダイヤのクォリティーを落としてまで、価格を下げることはいたしません。お客様に価格の内訳、使用した地金の量、使用した宝石の品質など全て明らかにして、納得していただいてきました。今後もその方針はかえません。私のページで業者側の数々の騙しのテクニックを紹介してきたのは、宝石を愛する者として宝石業者は常にお客様の立場に立って、そして宝石を大切に長く愛用していただけるようにしていくべきだと、考えています。 |
↑上に戻る |
::: おすすめします、セミオーダー |
宝飾品のお店に並んでいる製品で、
本当に職人さんが手造りで仕上げた製品なんて、 まず無いと思って良いでしょう。
|
キャストという型に地金を流し込んで枠を造り、それに石を留めて製品にします。
同じデザインの製品がポコポコと百個でも千個でも出来上がります。
メレダイヤやメインの石を留めたり、枠を磨いたりと少しは人の手はかかっていますが、昔の手造りに比べればもう簡単です。
従ってテレビショッピィングなどで言っている限定百個なんてやってるのは、ほとんどウソであります。 上記の様にいくつでも型に流し込めばすぐに出来ちゃうのですから、少ししかないぞ早く申し込まないと無くなるぞ、とあおるわけで、その手は桑名のやきハマグリでしょう。
ところでこのキャストの枠も企画物とでも言うのか、その時だけのものと定番物とでも言うキャスト枠とがあってカタログからいつでも選べるわけです。
それがこの何年かでバリエーションがかなり多くなってきましたので、ぜひ自分の好みに合ったデザインでリングやペンダントをつくってみませんか。
ダイヤ・パール・色石などメインの石が中心に来るデザインに限られますけれど、そして最近はダイヤだけでなくルースを展示して、枠を選べる販売方法をとっている店舗も増えましたので、そこを利用するのもよいでしよう。それから何も新品でなくてもセミオーダーで、タンスに眠ったままのおばーちゃんやおっかさんの物だって事によると、見違えるように変身させられるかもしれません。別の枠にセットし直せばこれはもうりっぱな新品ですから、ものによっては婚約リングにしたっていいわけです。
別のコーナーでも言いましたが、パール・色石・ダイヤなどの製品を買うときは、特に若い方はシンプルな石中心のデザインにしたほうが良いと言ったのも、このキャスト枠のバリエーションが多くなって来た事に関係があります。
というのは年齢や生活パターンによってリングのデザインを変えたり、若いときに使っていたリングをペンダントに変えたりもできます。宝飾品のデザインは永久不変でなくていいんです。母親から娘さんやお嫁さんへと伝えていくことが出来るのも、宝石の特性でしょう。
着物などもそうですがいつかは劣化してだめになってしまいます。その点宝石はパールや琥珀などを除いて鉱物ですから変化しません。そのことが元々の宝石が財産になると言う意味なので、代々受け継がれていくということです。
そこでリングやペンダントの枠のデザインを決める時のアドバイス、まずメレダイヤやテーパーダイヤがゴテゴテとくっついているデザインはやめたほうが良いでしょう。
リフォームする場合、中石がかなり高価でない限り石より枠のほうが高くなってしまいます。また中石も含めてセミオーダーで買う場合は中石に予算のウエートを置きましょう。
まず石を求めることです、後からいくらでもデザインのモデルチェンジをすればいいんです。
何度も何度も言いますがダイヤモンドという言葉に惑わされません様に、一粒で1ct以上あって品質の良いものならいまでも、それなりの価格になりますが、50粒・100粒合計して1ctなんていうメレダイヤなどは、1ctで数万円しかしません。もちろんメレダイヤにもランクは有るので価格も色々ありますが、いずれにしても似たような価格です。
だから毎日たれ流し放送のテレビショッピングで何と合計1ctのダイヤを使ってジャスト5万円とかやってますが、どっこい業者はチャンと儲けています。
くどく、くどく言いますがダイヤだから高いのではなく、一粒の石が大きい程、質がよいほど高くなって行くのです。メレダイヤはやはり屑ダイヤなのです。最後にカラットと言う言葉にも騙されないようにしましょう。
1ctは重さを表す単位で0.2グラムと言うことです決して石の大きさを表す単位ではありません。まして色石はダイヤの様にカットの決まりなど有りませんから、1ctなんて言ったって大きさはまちまちで、
これも業者の騙しの道具に使われている事の多い言葉です。1カラットは0.2グラムで重さの単位ですお忘れ無く! |
Wさんのリング
(立爪からのリフォーム)
これもキャストが有りそうで無かった組です。オーナーさんのコンセプトはキリッとして、高さが低く、気軽に着けられるというもので、バケット ダイヤのスッキリとした切れの良い持ち味のリングです |
|
↑上に戻る |
::: 宝飾品は究極のリサイクル製品 |
ただしメッキものはダメ、
それ以外のプラチナ・金・銀は全てリサイクル可能です。
|
しかし実際には銀はグラム単価がムチャクチャ安いので、買取りはしてもらえないでしょう。
k18やpt900の製品は地金を扱っている業者に持っていけば時価で買い取ってくれます。
またリフォームするときは元の枠の地金を引き取ってもらえばその分が、リフォーム代金から差し引かれるのでやすくなります。
宝飾品の加工をしている作業所ではやすりの削りかすや床のほこり、吸引機ですいとったほこりまで集めて地金屋さんに引き取ってもらって、地金に相当する金額を受け取っています。そうやって集められたものは精製されてインゴットに戻り、またそれぞれの使い道へと流れていきます。宝石もまた究極のリサイクル製品です。
真珠や琥珀以外は薬品にも強く変性しません、ただし翡翠は薬品に敏感なので特にメッキなどは絶対だめです。
それ以外の石はどんな装飾品にも変身可能です。
そこでここまで色々と各コーナーで言ってきた事をふまえて、これからの宝飾品はその時のシチュエーションによって、皆さんが着替えをするのと同じ感覚でデザインも変えていくという前提で、宝石の選び方をアドバイスいたしましょう。まず皆さんがよく目にするメレダイヤをつかったファッションリングについて、リサイクルの点からいくつか、けし粒のようなメレダイヤがドバッとついて1ct・2ctと言ってるたぐいのものはだめです。
メレダイヤの質が悪くよく見れば白けていて輝きがないし、石の留めがいい加減なものが多く中には超音波洗浄機にかけると、ぽろぽろと落ちてしまう製品があります。
それに女性の心理として50個・100個も付いてるから一個や二個落ちていても、平気で人前に着けて行けるでしょうか。要するにカリフラワーやブロッコリーのように芯のないデザインはやめて、小さめでもセンターにポイントになる石がありメレは大きめのが少なく付いていて、デザインで見せるタイプの製品を選びましょう。そうすれば飽きてしまったらセンターの石はペンダントにして、メレダイヤはピアスやイヤリングにリフォームできます。メレダイヤは下取りはしてもらえませんが、数が足りなければ足す事は出来ます。
パール・エメラルド・ルビー・サファイヤなどは一番に自分が気に入った色を選ぶことです。その次が大きさで、そして飾りのダイヤがなるべく付いていないものを選ぶことです。くれぐれもデザインに飛びつかないようにしましょう。そうですデザインはいつでも変えられるのですから。たとえばエメラルド一筋という女性がいたとしましょう。若いときはシンプルなデザインで石は小さいけれど、色のきれいなリングを満足して使っていて、しばらくしてさらに大きい石のリングを買いました。それは飾りのダイヤもそこそこついたデザインだとします、そこで前のリングはダイヤの飾りをたして、パーティーにでも着けて行けるデザインのペンダントに変身させました。と言うようなやり方をすればいつまでも楽しむことができます。ダイヤモンドについても色々言ってきましたが、なにも買うなと言っているわけではありません。販売に関して裏に色々有りますから、知ってから納得して買ってください。と言う事なんですよ、知らず知らずにどこかの誰かにコントロールされるというのは、私はあまり好むところではありません。皆さんはいかがですか? |
Hさんのリング(立爪からのリフォーム)
Wさんのデザインを見て気に入り、「同じでいいかも」と言うのを「いくら何でも芸が無い」と、石留めのレールをk18に変えてサイドまで回したデザインにしました。ちなみにWさんとHさんは中学校以来の親友とか。 |
|
↑上に戻る |
|