たんすに大切にパールをしまっている貴女、パールが悲鳴をあげていますよ。すぐに、保管場所を変えてください。そしてついでにネックレスの糸も、点検しましょう。
皆さん買ってから何年たちましたか?
五年以上たっていて一度も糸替えしてなければ、要注意ですよ。
二月から六月にかけては、卒業・入学式、結婚式と、なにかとパールが活躍する季節です。そしてこの時期がまたネックレスの糸切れ事故多発のシーズンでもあります。毛皮のコート・オーバーなどの脱ぎ着の時や、マフラーやストールに引っかかってやりがちです。
厚手の服に引っ張られて、伸びきって弱くなった糸が耐えきれず、ブチッと行ってしまうのです。
披露宴会場やパーティー会場でパールをばらまかないためにも、チェックしてみましよう。
1.糸替えの目安
クラシップ(留め金具)を持ってネックレスをぶら下げてみて、金具近くのパールとパールの間が2cm程度以上開いているなら、糸が伸びきっている証拠です、一刻も早く糸替えに出しましょう。年に5〜6回程度のご使用なら、5年に一回位で、もっと頻繁に使っていらっしゃる方は、安全のために3年位が目安でしょう。
2.保管場所
タンスやドレッサーなどの、家具の引き出しなどは最悪です。引き出しは別でも、奥ではみんなつながっているので、別の引き出しに入れてある防虫剤のガスが全体にまわって、真珠層が破壊されていきます。化粧品といっしょもやめましょう。パールは非常にデリケートで化学物質に弱いのです。
パールは傷つきやすいので、ダイヤ・ルビーなど他の宝飾品とゴッチャにして置かないこと。パールにとって酸・薬品・香料は大敵です。色が悪くなるばかりか艶もなくなってしまいます。
3.身につけた後のお手入れ
ネックレスはクラシップを持って、乾いた布・ティシュペーパー等でパールの表面の汗や化粧品を、よくふき取ってください。その後にパールに触れず、クラシップを持ってしまいましょう。
リング・イヤリング・ブローチ等も、パールをよく拭いてしまいましょう
メチャクチャ神経質だと自他共に認める貴女、間違っても水道の水で洗ったり、しめらせた布で拭いたりしてはいけません。水道水には塩素が入っているので、逆効果です。どーしても水で拭いたり洗い流したい人は、薬局で精製水を買って来てから、思う存分やってください。